ミュージアム

日本シャンソン館は、フランス革命記念日(パリ祭)である7月14日をキーワードに、左右2つの異なる建物を繋ぎ合わせて造られています。

向かって左側の建物(A棟)は、フランスのオーヴェル=シュル=オワーズにある村役場をモデルに造られています。
画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、自身の最期の71日間をオーヴェル=シュル=オワーズで過ごし、その間に70点あまりの作品を描きました。
その中で、1890年の7月14日に描いたのが、オーヴェルの村役場でした。この建物は、現在もオーヴェル=シュル=オワーズに現存しています。

向かって右側の建物(B棟)は、フランス革命時に大きな役割を果たしたジャコバン派(憲法友の会)の本部となったジャコバン修道院をモデルに造られています。建物の正面には、「統一、自由、平等、共和国の不可分性、友愛しからずんば死を。ジャコバン・クラブ」というスローガンが書かれています。この建物は現存していませんが、残されている資料を元に忠実に再現されています。